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■計画の進め方、プロセスについて
プロセスといっても、特に決まった進め方がある訳ではありません。
建築と同じで、クライアントによって進め方も、それぞれ違ってくるのが本当だと思います。
特に住宅の場合は、ほとんどの方にとって人生で1〜2度の大きな出費となりますので、
夢がどんどん入り、膨れ上がるのが当然だと思います。
そこに、私たちの夢や、パートナーの構造家の夢も入る訳ですから、
建物がコスト内にすんなりと納まるほうがおかしいと考えています。
ですから、私たちは、見積り後の減額交渉期間を最低でも3ヶ月をいただいています。
クライアントと充分時間をかけて、夢やご要望が充分入った図面を作成し、
その後、コストが合わない部分を、クライアントと苦しみながら調整することで、
贅肉がそぎ落とされた、クライアントにとって、本当に必要な建築が現れてくると考えています。
建築を決定するのは、コストや設計期間ではなく、
夢や、思い、意志でありたいと思います。

世田谷区の狭小二世帯住宅
photo by Hiroyuki Hirai

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